人生の中、人には、人それぞれの試練が待っている。試練を乗り越えることで、人は成長していく。けれど、時に、それは…、もし、そこに神様の意思が存在するなら、時に神は、人を買いかぶり過ぎることがある。
まさに、今度の大震災が、それであると感じている。また、自分ではコントロール出来なくなる「何か」も、それに当たると思う。乗り越えきれない現実が、人を襲うことだってある。
「コントロールが出来ない」という点では、現在の、福島第一原発の危機とも関連する、詩人、吉野弘さん(1926年~)の詩、『漢字喜遊曲・亥(イ)短調』の中に、こんな一文がある。
「核」という字のなかには「亥」(=イノシシ)がいる。〈原
子核には原子力をになう猪(いのしし)/…今は人に飼
いならされているけれど/いつまで、おとなしくしている
ことか〉。
via YOMIURI ONLINE
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今、核は、人がコントロール出来るぎりぎりのライン、あるいは、出来なくなる、その「狭間」にある状態だと思う。
恋愛に限れず、人を励ます時に、「当たって砕けろ」という言葉をかけることがある。「実際に砕ける人なんていないのだから大丈夫だよ」という一文も添える。
だが、現実、心が粉々に砕けることだってある。それでも生きる。生きて行く。その先に何が待っているかは、人それぞれだ。
井戸は、時に深過ぎて、光が届かないこともある。しかし、光は、微かながら、必ずそこにはあると思う。井戸から這い上がって行くためには、周りの力と、時間の経過と、人生を諦めないことが大事だ。
これは、私の経験からだ。
●「旅」に思うこと
旅で、最も有意義な時間は、その地に行くまでの間と、帰り道の間である。
私は最近、自分がドライブが好きだということに気付いた。その中でも、車に乗りながら、流れ行く景色の中、感慨にふける時間を、私は大事にしている。旅は一つに、日常から少し距離を置くことが出来る意味で、定期的に旅に出ることは、生活をより生き生きと過ごすための、人生のスパイスのように私は思う。
そんな中でも、自分の日常をより客観的に想起出来るのが、行きの道のりの間だ。これから始まる旅にわくわくしながら、適度に普段の日常から離れた状態で、普段の自分を振り返られる。
旅先では、その地の、時間的・空間的束縛(現地での刺激)から、自分の普段の日常を思い出す暇もないだろう。
帰りの道のりは、また始まる毎日に備えながら、旅での思い出を振り返りる、贅沢な時間である故に、その時間も意味深いと思う。
●最近
「ドラえもん のび太の結婚前夜スペシャル」で、しずかパパが、しずかちゃんに言った言葉に感動。
「のび太君を選んだ君の決断は、
間違っていなかったと思うよ。
あの青年は、
人の幸せを願い、
人の喜びを一緒に喜び
人の悲しみを一緒に悲しむことができる。
人間にとって、それが、一番、大切なことだからね。
彼なら、まちがいなく君を幸せにしてくれると、僕は信じているよ。」
via 『ドラえもん のび太の結婚前夜』
●不安と好奇心について
人は未知なるモノに対し、それを出来るだけ知ろうとする。そうすることで安心する。
不安が人を突き動かす。
●今について
「できる人が、できることを、できる限り」
via 勝間和代
詳しくは、こちら
私は、この書き込みと言葉に、すごく勇気付けられた。
震災に会われた方々、二次災害で避難を余儀なくされている方々、
一日も早く事態が良くなることを祈っています。
さらに、今、福島第一原発で、命がけで作業に取り組んでいる、東京電力・自衛隊・警察・消防の方々の活動に、心より敬意を表したい。
日本の、早期復興を願っている。
そして、読んでくださった方々に感謝をこめて。
参考情報
「レジリエンス」を高めよう~「3D運動」の根底にある考え方
「3D運動」の勧め~「できる人が、できることを、できる限り」を合い言葉にしていきませんか? (3D作戦、から改称)
3月16日付 編集手帳(YOMIURI ONLINE)
ドラえもんの漫画(TV)で静香ちゃんのパパが静香ちゃんに言った名言が…
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